【はじめに】
大腸ポリープとは、大腸の粘膜部がイボ状に盛り上がって隆起し、大腸内側の部分に突出した病変を指しています。
一般的には、40歳以降の中年層に多く認められる疾患であり、ポリープが高確率で発生する部位としては大腸の中でも直腸やS状結腸と言われており、その大きさは数mm大のものから数cmに及ぶものまで様々です。
大腸ポリープに対する実際の治療法としては、現在のところ粘膜下局注を実施しながら行う内視鏡的粘膜切除術が主に確立された処置手技であると考えられています1)。
また、これまで積み重ねられてきた知見から、マグネシウムが欠乏すると急性心筋梗塞や脳血管疾患などを代表とする生活習慣病の発症のみならず大腸ポリープの罹患などに関与していることが判明してきています。
従来から本邦では日常生活内で積極的に意識してマグネシウムを摂取している方は比較的少なく、マグネシウムの摂取量が減少することで様々な病気に陥りやすいことが問題視されてきました。
そういった背景を受けて、近年では効率よく簡便にマグネシウム成分を補うことができるマグネシウムサプリメントやマグネシウムクリームという製品を日常的に活用する人も数多く存在しています。
今回は、大腸ポリープにならないために普段の生活においてマグネシウム製品を取り入れる重要性について説明します。
【第1章】大腸ポリープになる原因とは?
大腸ポリープの病変が発生する背景には、加齢という因子に加えて、普段の食生活などに関する生活習慣スタイルが大きく関与していると伝えられています。
近年では、肉などの動物性脂肪や糖分を多く取る傾向が認められ、逆に食物繊維をあまり習慣的に摂取しないという風にいわゆる食生活の欧米化の影響によって大腸ポリープが増加していると言われています。
大腸ポリープの直接的な原因はまだ明確ではありませんが、脂肪の過剰摂取や食物繊維不足のみならず便秘そのものが危険因子のひとつだと考えられており、便秘によって大腸内に貯留している便が発酵を起こすことで大腸病変の引き金になると考えられています。
大腸ポリープには色々な種類があり、その中でも腺腫性ポリープと呼ばれるタイプは、病変が大きくなって大腸癌に進化してしまう恐れが高いと言われています。
【第2章】大腸ポリープにならないためにマグネシウム製品を取り入れる重要性
大腸ポリープの多くは無症状であり、特にポリープの大きさがまだ小さい時には、症状が現れませんが、気付いたときにはすでにかなり病状が進行しているということが少なくないために、未然に早期的に大腸ポリープを疑うように十分注意を払う必要があります。
大腸ポリープは前述した通り常日頃からの食生活などの生活習慣が関与して発症すると言われているために、日常的に栄養バランスが優れた食事習慣を持つことが重要な観点となります。
具体的に言うと、出来る限り偏食を改善して、1日3食規則正しく食べるように意識して、特に野菜や穀物、きのこなど食物繊維をリッチに含んだ食品を積極的に摂取するように心がけましょうね。
また、肉など高脂肪、高たんぱくの食べ物を出来るだけ控えるようにしながら、過度なアルコール摂取や喫煙が大腸ポリープ罹患に関与することも指摘されているため、禁煙ならびに機会飲酒に留めておくように認識しておきましょう。
さらには、日々適度な運動を実践するように心がけて、肥満体形にならないように念頭に置いておくことも重要な視点と考えられます。
マグネシウム自体は血液中に約1%程度しか存在していないものの、これまでの数々の研究によって重要な生体因子のひとつであると言われています。
マグネシウムは生体内で様々な反応に関係する必須電解質のひとつであり、生体内ではそのほとんどが骨、筋肉、軟部組織などに存在しています2)。
人間の身体の内部では、マグネシウムという成分は通常では多くの酵素を活性化する重要な役割を担っており、生命維持に必要な代謝機構に関与している要素と言われています。
マグネシウムは、ミネラル成分のひとつであり、体内で多くの酵素の働きを助けていると同時に、実際にエネルギー産生機構に深く関与しております。
マグネシウムは、普段摂取している栄養素の合成や分解に携わる工程以外にも遺伝情報の発現、免疫機能の維持などにも寄与しています。
通常では、マグネシウムは主に植物性・動物性食物、そして飲料に広く含まれているとされており、ホウレンソウのような緑色の葉野菜、マメ科植物、ナッツ類なども優れたマグネシウム成分の供給源となり得ます。
一方で、最近では健康志向が高まる中で、自分の食生活に不安を抱く人や健康増進を深く求める方々がいわゆる健康食品の一つであるサプリメントに期待をかけて、日常的に摂取されています。
生体の微妙な恒常性の維持をしている観点から、マグネシウムという物質は広範囲にわたって我々の身体において深く機能しているがゆえに昨今でもサプリメントなどの健康食品類が注目されているのです。
同様に、これまでにオーソモレキュラー医学会はマグネシウム摂取の必要性を度々に渡って強く訴えており、極端な緩下作用を生じることなく適切な用量でマグネシウムを取り入れる方法として経皮マグネシウムを推奨しています。
日本人はマグネシウム不足になりやすく、半数以上の方が理想値には達していないことからも、食事やサプリメント以外の方法で毎日でも使用できる経皮マグネシウムクリーム製品が勧められています。
こうした観点から、大腸ポリープにならないためにも最低限のマグネシウムを摂取することが重要であり、その手段としてサプリメントや経皮的クリームなどのツールを上手く活用する必要があると考えられます。
【まとめ(おわりに)】
大腸ポリープという病気は、わが国ではこの20年間で増加の一途をたどっており、おおむね40歳代ごろから罹患率が増加し始めて、年齢が上がるにつれて発症しやすくなる疾患と考えられています。
一般的に、自覚症状が乏しいために気づきにくいことも多い一方で、 60歳代にもなるとおよそふたりに一人がポリープ病変を有していると推察されていますし、女性に比べて男性に多く発症しやすいことも特徴的です。
このような大腸ポリープの病変をあらかじめ予防するためには、日常的な食生活を見直して出来るだけ改善するように意識しながら、便秘にならないように心がけることが重要な観点となります。
また、仮に大腸ポリープが発見された方は、通常よりもポリープ病変ができやすい体質だと思われますので、ポリープを治療した後も定期的に大腸内視鏡カメラなどの精密検査を受けることを認識しておきましょうね。
そして、私たちのからだの中に確かに存在して色々な生命活動をサポートしてくれているミネラルの中でも、特に現代の人々における心身の健康のために欠かせない代表格が、「マグネシウム」です。
マグネシウムは人体を構成するミネラルの中でも必要量が最も多く、現代人の食生活では不足しやすい栄養素であるので、自分に適したサプリメントや経皮吸収型クリームなどの製品を選択して補給することを心がけることが重要な観点となります。
今一度日々の食事内容や生活習慣スタイルを見直しながら、マグネシウム成分の摂取方法を工夫することで大腸ポリープにならないためにも有意義な生活をみんなで過ごしましょう。
今回の情報が少しでも参考になれば幸いです。
引用文献
1)小野 尚子:中型の大腸ポリープに対する水浸下EMR対従来法EMRの比較. 日本消化器内視鏡学会雑誌. 2020 年 62 巻 1 号 p. 101.
DOI https://doi.org/10.11280/gee.62.101
2)中村 忠博, 松永 典子, 樋口 則英, 北原 隆志, 佐々木 均:酸化マグネシウム製剤の腎機能低下患者における血清マグネシウム値への影響. 日本腎臓病薬物療法学会誌.2013年2巻1号.p.3-9.
DOI https://doi.org/10.24595/jjnp.2.1_3
著者について
■専門分野
救急全般、外科一般、心臓血管外科、総合診療領域
■プロフィール
平成19年に大阪市立大学医学部医学科を卒業後に初期臨床研修を2年間修了後、平成21年より大阪急性期総合医療センターで外科後期臨床研修、平成22年より大阪労災病院で心臓血管外科後期臨床研修、平成24年より国立病院機構大阪医療センターにて心臓血管外科医員として研鑽、平成25年より大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、平成26年より救急病院で日々修練しております。
■メッセージ
私はこれまで消化器外科や心臓血管外科を研鑽して参り、現在は救急医学診療を中心に地域医療に貢献しております。日々の診療のみならず学会発表や論文執筆等の学術活動も積極的に行っております。その他、学校で救命講習会や「チームメディカル:最前線の医療現場から学ぶ」をテーマに講演しました。以前にはテレビ大阪「やさしいニュース」で熱中症の症状と予防法を丁寧に解説しました。大阪マラソンでは、大阪府医師会派遣医師として救護活動を行いました。