マグネシウムクリームと偏頭痛

【はじめに】

さて聞いたことがある方も多いと思いますが、マグネシウム (Mg) という微量元素は持続的な生命活動を送るうえで重要な成分であり必要不可欠な栄養素です。

ミネラルの代表格であるマグネシウムは、低栄養状態や中心静脈栄養を施行している人では欠乏しやすいと言われています。 

マグネシウムは体内の様々な酵素反応に関与していると考えられているために、細胞内におけるマグネシウム成分の不足そのものが偏頭痛など様々な体調不良を引き起こすリスクと直結しています。

偏頭痛とは、吐き気や嘔吐を自覚して、さらに光や音に対して非常に敏感になる症状をともなって、拍動する強い痛みが頭部に生じ、生活に極めて支障をきたす頭痛です。

本邦では年間に約1000万人弱が偏頭痛の症状に悩まされているというデータがあり、この病気に苦しんでいる患者さんは決して少なくありません。

今回は、偏頭痛とマグネシウムとの関係性、そして頭痛症状が改善できる期待度が高いマグネシウムクリームについてご紹介させていただきます。

【第1章】偏頭痛とマグネシウムとの関係は?

過去の研究結果によると、わたしたちの生体内においては約300種類以上の酵素因子や活性化因子の役割を有しているマグネシウムは、人間の健康と密接に関わっています。

しかし、近年では日本やアメリカ、および西洋諸国において成人の一日あたりのMg摂取量が推奨値を継続的に下回っていることが知られており1)、こうした背景から細胞内のマグネシウム不足に繋がって結果的に様々な疾患を引き起こすことが判明してきています。

マグネシウムは特に脳や心臓などの内臓臓器、そして筋肉組織に必要なミネラル要素のひとつであると言われており、現実的にマグネシウムが不足するとあらわれやすい代表的な疾患として偏頭痛が挙げられます。

成人の場合、マグネシウム成分はおよそ1日あたり300mg程度の摂取が必要とされていますが、実は偏頭痛持ちの人の約3割はマグネシウム不足と言われています。

その理由は、マグネシウムの低下によって脳の血管において自らの意図とは関係なしに攣縮性変化がもたらされ、頭痛症状を発生させるからです。

つまり、ここで強調して言いたいことは、普段からしっかりとマグネシウムを体内に摂取しておくことが忌々しい偏頭痛の症状から解放されて疾患予防につながるということです。

【第2章】偏頭痛症状が改善できる期待度が高いマグネシウムクリームとは?

繰り返しになりますが、日本人はマグネシウム不足になりやすく、半数以上の方が理想値には達していない現状があります。

長年に渡って、偏頭痛症状と付き合ってきた人には、その誘因や予兆に何となく気づくものです。

食事に関しては朝昼晩の3食を規則正しくきちんと食べることが、偏頭痛を予防する観点からも重要です。

特に偏頭痛を持病として患っている人は空腹で血糖値が下がり過ぎると頭痛が起きやすいと言われていますので、おなかがすいたと思ったら軽くでも何かを口にして食べるようにしましょう。

特に、マグネシウムには、頭痛症状の予防効果が期待できます。

マグネシウム成分は、米、みそ、ひじき、まぐろ、黒豆、のりなどに限らず、海藻や納豆などの大豆製品などにも多く含まれます。

マグネシウムはナッツ類にも多く含まれていますし、みそ汁や納豆などの和食類にもマグネシウムを含む食材としてよく知られていますので、普段から洋食よりも和食のメニューを意識するといいですね。

近年では世界中でマグネシウムの重要性が認識されるにしたがって、本邦のみならず欧米などでも経皮マグネシウム吸収クリームが大人気になってきております。

人気の背景には、直接的に皮膚からマグネシウムを吸収させることで、ふくらはぎのこむら返りや肩こりだけでなく、偏頭痛の疼痛症状を改善し、筋肉疲労のダメージ回復などに寄与することが過去の数々の研究結果で明らかになっている現実があります。

日本でも、オーソモレキュラー医学会ではこれまでにマグネシウム摂取の必要性を度々訴えており、下痢など緩下作用を生じることなく適切な用量でマグネシウムを取り入れる方法として経皮マグネシウムを推奨しています。

そうした根拠からも、食事やサプリメントを経口摂取する以外の方法でも、毎日でも使える経皮マグネシウムクリームがおすすめです。

御存知の方も多いと想像しますが、お肌からのマグネシウム摂取は実は身体への吸収率が高く、市販のサプリなどよりもさらに効率的にマグネシウムを体内に取り入れることができます。

その使い方はいたって簡単です。

毎日のスキンケアやボディケアで実践しているように、身体のふくらはぎや肩周囲、背中や足裏部などに塗って優しくマッサージするだけです。

塗りたい箇所に塗布すると伸びよく簡単にマッサージできます。

特にシャワー後や就寝前、あるいは起床後などにそれぞれ数分程度かけて、全身の気になる場所にクリームを塗ってマッサージすることを習慣づけにしてみてください。

自分が想像していた以上に偏頭痛症状や肩凝り、日々の疲れが和らぐ体験が実感できるかも知れませんよ。

【まとめ(おわりに)】

これまで主にマグネシウムと偏頭痛の密接な関係性、およびマグネシウムクリームの魅力について語ってきました。

マグネシウム含有型保湿クリームには偏頭痛症状を改善させるのみならず、睡眠の質の向上、筋肉疲労の回復などの作用もあり、著名な企業家なども愛用しています。

睡眠中にも多くのマグネシウムが消費されて失われるため、寝る前に塗布するのがおすすめですよ。

これからは、マグネシウムをはじめとするミネラルバランスを意識した日常生活を実践できるように工夫していきましょうね。

偏頭痛が起こりにくくなるように、自分に合った予防法を見つけて、その一つとしてマグネシウムクリームを少しずつ日々の生活に取り入れていきましょう。

今回の情報が少しでも参考になれば幸いです。

引用文献

1)小林奈通子:マグネシウム栄養の温故知新欠乏応答,吸収輸送,輸送体—.日本土壌肥料学雑誌.2017881.p53-59.

DOI https://doi.org/10.20710/dojo.88.1_53

著者について

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■専門分野
救急全般、外科一般、心臓血管外科、総合診療領域

■プロフィール
平成19年に大阪市立大学医学部医学科を卒業後に初期臨床研修を2年間修了後、平成21年より大阪急性期総合医療センターで外科後期臨床研修、平成22年より大阪労災病院で心臓血管外科後期臨床研修、平成24年より国立病院機構大阪医療センターにて心臓血管外科医員として研鑽、平成25年より大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、平成26年より救急病院で日々修練しております。

■メッセージ
私はこれまで消化器外科や心臓血管外科を研鑽して参り、現在は救急医学診療を中心に地域医療に貢献しております。日々の診療のみならず学会発表や論文執筆等の学術活動も積極的に行っております。その他、学校で救命講習会や「チームメディカル:最前線の医療現場から学ぶ」をテーマに講演しました。以前にはテレビ大阪「やさしいニュース」で熱中症の症状と予防法を丁寧に解説しました。大阪マラソンでは、大阪府医師会派遣医師として救護活動を行いました。