LINE登録で
スペシャルハンドブックを配信中!

肺腺がんを予防するのに今マグネシウムが注目されている?

【はじめに】

肺腺がんでは、初期症状がほとんどないので定期健診で見つかったり、たばこを吸っていない方・比較的若い方に発症したりするケースも多くみられます。

そして、これまで積み重ねられてきた知見から、マグネシウムの欠乏が急性心筋梗塞や脳血管疾患などの生活習慣病に加えて肺腺がんを含む腫瘍性疾患の発症などに関与していることが判明しつつあります。

従来から本邦では日常生活内で積極的に意識してマグネシウムを摂取している方は比較的少なく、マグネシウムの摂取量が減少することで様々な病気に陥りやすいことが問題視されてきました。

そういった背景を受けて、近年では効率よく簡便にマグネシウム成分を補うことができるマグネシウムサプリメントやマグネシウムクリームという製品を日常的に活用する人も数多く存在しています。

今回は、肺腺がんにならないために日常生活においてマグネシウム製品を取り入れる重要性について説明します。

【第1章】肺腺がんとは?

肺腺がんとは肺がんの一種で、肺の腺組織から生じるがんです。

肺がんには、非小細胞肺がん・小細胞肺がんがあり、非小細胞肺がんはさらに腺がん(肺腺がん)・扁平上皮がん・大細胞がんの3タイプに分けられます。

肺腺がんは、肺がんの中でも最も多いタイプであり、非小細胞肺がんの中で最も多い組織型の肺野型肺癌であると考えられています1)。

肺腺がんのステージ(病期)は、Ⅰ期・Ⅱ期・Ⅲ期・Ⅳ期にわかれており、ステージが進むにつれてよりがんがより進行していることを意味しています。

肺腺がんは初期には症状がない場合も多く、進行して症状が出て気づいたり、健康診断で初めてわかったりすることが多い病気です。

肺腺がんは、初期にはほとんど症状がありませんが、病状が進行すると長引く咳・痰・息切れ・息苦しさなどの症状が認められます。

そして、次第に胸の痛み・圧迫感なども出現し、徐々に疲れやすさ・食欲不振・体重減少をきたすようになります。

また、手足や顔が浮腫を起こす、あるいは血痰が出たりする場合もあるので注意が必要です。

肺腺がんができやすい肺野は、肺の中心部から遠い場所に位置しているため、症状はゆっくりと進行して検診で初めて気づく場合も多く、症状が出たときには進行しているケースも少なくありません。

【第2章】肺腺がんにならないためにマグネシウム製品を取り入れる重要性

肺腺がんの治療方法には、手術・放射線療法・薬物療法・免疫療法があります。

手術が選択されるのは、がんが限局していて手術によって取り切ることができる場合であり、具体的な手術方法としては、肺の一部を切除する肺葉切除術・縮小手術と、がんのある側の肺をすべて切除する片側肺全摘手術とがあります。

放射線療法は、がんのある部分に放射線を照射することで、がん細胞を壊す治療方法であり、切除できないがん・手術後の補助療法・化学療法との併用などで行われます。

また、薬物療法は、がんが進行して手術では取り切れない場合に行われたり、手術後の補助療法・がんの進行抑制を目的として行われたりします。

免疫療法は、がん細胞を攻撃する免疫細胞の働きを高めるための治療方法であり、特に肺腺がんの治療に効果がみられている薬は、免疫チェックポイント阻害薬です。

適切な治療方法は、がんの種類・ステージ(病期)・患者さんの年齢・健康状態によって異なり、専門医の判断によって実施されます。

そして、マグネシウム自体は血液中に約1%程度しか存在していないものの、これまでの数々の研究によって重要な生体因子のひとつであると言われています2)。

人間の身体の内部では、マグネシウムという成分は通常では多くの酵素を活性化する重要な役割を担っており、生命維持に必要な様々な代謝機構に関与しているファクターと言われています。

マグネシウムは、ミネラル成分のひとつであり、体内で多くの酵素の働きを助けていると同時に、実際にエネルギー産生機構に深く関与しております。

マグネシウムは、普段摂取している栄養素の合成や分解に携わる工程以外にも遺伝情報の発現、免疫機能の維持などにも寄与していますから、マグネシウムが生体内で欠乏すると低免疫状態から肺腺がんを含む腫瘍性疾患の罹患リスクが上昇すると考えられます。

通常では、マグネシウムは主に植物性・動物性食物、そして飲料に広く含まれているとされており、ホウレンソウのような緑色の葉野菜、マメ科植物、ナッツ類なども優れたマグネシウム成分の供給源となり得ます。

一方で、最近では健康志向が高まる中で、自分の食生活に不安を抱く人や健康増進を深く求める方々がいわゆる健康食品の一つであるサプリメントに期待をかけて、日常的に摂取されています。

生体の微妙な恒常性の維持をしている観点から、マグネシウムという物質は広範囲にわたって我々の身体において深く機能しているがゆえに昨今でもサプリメントなどの健康食品類が注目されているのです。

また、これまでにオーソモレキュラー医学会はマグネシウム摂取の必要性を度々に渡って強く訴えており、極端な緩下作用を生じずに適量でマグネシウムを取り入れる方法として経皮マグネシウムを推奨しています。

日本人はマグネシウム不足になりやすく、半数以上の方が理想値には達していないことからも、食事やサプリメント以外の方法で毎日でも使用できる経皮マグネシウムクリーム製品が勧められています。

こうした観点から、肺腺がんに罹患しないためにも普段から最低限のマグネシウムを摂取することが重要であり、その手段としてサプリメントや経皮的クリームなどのツールを上手く活用する必要があると考えられます。

【まとめ(おわりに)】

肺腺がんは初期症状がほとんどなく、気づいたときには進行している場合があります。

比較的若い方にも多く、一般的に肺がんの原因となる喫煙をしていない方でも罹ることがわかっています。

初期の肺腺がんは特に、手術による完治率が高く、病変部の早期発見や早期治療が重要となるため、定期的な検診を行うよう心掛けましょう。

特に、最近では治療法も進歩しており、患者さんにとって希望のある治療法が選択できるようになってきています。

そして、私たちのからだの中に確かに存在して色々な生命活動をサポートしてくれているミネラルの中でも、特に現代の人々における心身の健康のために欠かせない代表格が、「マグネシウム」です。

マグネシウムは人体を構成するミネラルの中でも必要量が最も多く、現代人の食生活では不足しやすい栄養素であるので、自分に適したサプリメントや経皮吸収型クリームなどの製品を選択して補給することを心がけることが重要です。

今一度日々の食事内容や生活習慣スタイルを見直しながら、マグネシウム成分の摂取方法を工夫することによって肺腺がんを引き起こさないためにも有意義な生活をみんなで過ごしましょう。

今回の情報が少しでも参考になれば幸いです。

【引用文献】

1)梁川 雅弘, 本多 修, 富山 憲幸ら:【連載】肺癌画像診断の“勘”どころ〜最終診断への道しるべ CT画像診断のコツ 肺野型肺癌:非小細胞肺癌(腺癌)ー肺腺癌のCT画像:病理学的浸潤巣に基づいたCT所見. 呼吸臨床. 2019 年 3 巻 4 号 論文ID: e00079

DOI https://doi.org/10.24557/kokyurinsho.3.e00079

2)貝原俊樹ら:低カリウム血症, 低マグネシウム血症により多型性心室頻拍, 心肺停止となった1例.心臓. 2015 年 47 巻 SUPPL.1 号 p. S1_50-S1_54.

DOI https://doi.org/10.11281/shinzo.47.S1_50

著者について

+ posts

■専門分野
救急全般、外科一般、心臓血管外科、総合診療領域

■プロフィール
平成19年に大阪市立大学医学部医学科を卒業後に初期臨床研修を2年間修了後、平成21年より大阪急性期総合医療センターで外科後期臨床研修、平成22年より大阪労災病院で心臓血管外科後期臨床研修、平成24年より国立病院機構大阪医療センターにて心臓血管外科医員として研鑽、平成25年より大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、平成26年より救急病院で日々修練しております。

■メッセージ
私はこれまで消化器外科や心臓血管外科を研鑽して参り、現在は救急医学診療を中心に地域医療に貢献しております。日々の診療のみならず学会発表や論文執筆等の学術活動も積極的に行っております。その他、学校で救命講習会や「チームメディカル:最前線の医療現場から学ぶ」をテーマに講演しました。以前にはテレビ大阪「やさしいニュース」で熱中症の症状と予防法を丁寧に解説しました。大阪マラソンでは、大阪府医師会派遣医師として救護活動を行いました。