- 2022年3月6日
- 2022年2月3日
まだ間に合う!?心室細動を予防するためにやっておくべきこと
一般的に頻脈性不整脈では心臓内に複雑で電気的に異常な興奮波が発生することが知られており、特に「心室細動」と呼ばれる不整脈では心臓突然死につながる致死性疾患であると認識されています1)。この心室細動という不整脈では、1分間におよそ200~300回以上の頻度で不規則に心室が細かく震える状態を指しており、この状態に陥ると心臓が正常に機能できずに全身に血液を循環させることが不可能になってしまいます。
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一般的に頻脈性不整脈では心臓内に複雑で電気的に異常な興奮波が発生することが知られており、特に「心室細動」と呼ばれる不整脈では心臓突然死につながる致死性疾患であると認識されています1)。この心室細動という不整脈では、1分間におよそ200~300回以上の頻度で不規則に心室が細かく震える状態を指しており、この状態に陥ると心臓が正常に機能できずに全身に血液を循環させることが不可能になってしまいます。
粥状性の動脈硬化はマクロファージの集簇や血管平滑筋細胞の増殖に特徴づけられる炎症性病態とも考えられており、その発症や進展を促す危険因子として代表的なものに高血圧が主に知られています。そして、これまでに多くの疫学調査や臨床試験によってマグネシウムと血圧に関する報告がなされてきました。
低マグネシウム血症は不整脈発症のリスクファクターであると言われています3)。不整脈は中年以降の方によく見られる状態で、ときに命の危険を伴い治療が必要となることがあるため、不整脈が疑われる場合は、早めに適切な治療を受けることが重要です。不整脈というと一般的に心臓に原因があると考える方もいますが、実はそれだけではありません。主な原因は加齢や自律神経の乱れ、ストレスの蓄積などが考えられており、中年以降では誰にでも起こりうる状態といえます。特に、その中でも心臓や甲状腺の病気を抱えている方や高血圧などの生活習慣病を抱えている人々は特に不整脈が生じやすいことが分かっています。
マグネシウムは特に、脳や心臓、そして筋肉部位において重要なミネラルであり、不足すると代表として急性心筋梗塞などの疾患につながりやすい栄養素であることが分かってきております。そして、マグネシウムの欠乏が高血圧や心筋梗塞症、糖尿病、脳血管疾患、腎疾患の発症に関与していることが分かってきており、マグネシウムというミネラルは種々の生体機能に重要な役割を果たしています1)。さて、そんな重要視されているマグネシウムと近年本邦でも生活習慣病に関連している急性心筋梗塞に関して話題を取り上げたいと思います。
【はじめに】 さて、本来人間には17種類のミネラルが必須元素であると考えられており、人体内において主要ミネラルであるマグネシウムは、生体内におけるすべてのエネルギー活動の場で重要な役割を担っています。 […]
「食事によるマグネシウム摂取と心血管疾患、2型糖尿病、全死因のリスク:コホート研究とそのメタ分析」研究論文 BioMed Central Medicine-2016年12月 研究概要 世界9か国で10 […]