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乳房肉腫を予防するのに今マグネシウムが注目されている?

【はじめに】

乳房肉腫は乳房にできる肉腫で、乳腺を取り囲んでいる間質と呼ばれる部位に悪性腫瘍ができます。発症するケースは非常に稀であり、まだ不明点の多い病気でもあります。

乳房にできる悪性腫瘍であることや乳房にしこりができるという点では乳がんと似ていますが、乳房肉腫と乳がんは異なる病気であることを認識しておきましょう。

そして、これまで積み重ねられてきた知見から、マグネシウムの欠乏が急性心筋梗塞や脳血管疾患などの生活習慣病に加えて乳房肉腫を含む腫瘍性疾患の発症などに関与していることが判明しつつあります。

従来から本邦では日常生活内で積極的に意識してマグネシウムを摂取している方は比較的少なく、マグネシウムの摂取量が減少することで様々な病気に陥りやすいことが問題視されてきました。

そういった背景を受けて、近年では効率よく簡便にマグネシウム成分を補うことができるマグネシウムサプリメントやマグネシウムクリームという製品を日常的に活用する人も数多く存在しています。

今回は、乳房肉腫にならないために日常生活においてマグネシウム製品を取り入れる重要性について説明します。

【第1章】乳房肉腫とは?

乳房肉腫とは乳房にできる肉腫のことです。

肉腫は全身の骨や脂肪・筋肉などの軟部組織に発生するがんの総称であり、血管肉腫・間質肉腫など、様々な種類があります。

一般的に、肉腫は予後不良といわれていますが、その中でも血管肉腫は予後があまり良くありません。

乳腺原発の血管肉腫は、乳腺悪性腫瘍の約0.04%、乳腺原発肉腫の約8%にみられる稀な疾患であり、予後不良であり、その傾向は腫瘍径の大きい症例において顕著です1)。

症状には個人差があり、肉腫の部分に痛みを伴わない場合が多くあるため、肉腫が大きくなってから異変に気づき、発見が遅れるというケースも少なくありません。

症例によっては出血や壊死などの症状が出る場合もあり、多様性が見られるのが特徴です。

しこりができるという点では乳がんと共通する部分もありますが、がんと肉腫は由来する組織もしくは模倣する組織が異なります。

乳がんは上皮性組織である乳管・小葉からがん細胞ができ、進行とともに繊維組織・リンパ管・血管へと広がることで発覚するケースが多い一方で、乳房肉腫は非上皮性組織である脂肪組織や血管から細胞が増殖し、肉腫となります。

そのため、乳がんのようにリンパ節へと転移するケースは稀であることも特徴として挙げられます。

【第2章】乳房肉腫にならないためにマグネシウム製品を取り入れる重要性

乳房肉腫に対する治療の基本は、外科的な切除であり、乳房の部分的な切除、もしくは全ての切除が望ましいとされていますが、乳房肉腫は非常に稀な病気であるため、治療方法が確立していないのが現状であり、治療方針が医療機関ごとに異なります。

ただし、乳房肉腫は乳がんとは異なり、放射線療法や抗がん剤治療などの有用性が明らかになっていないため、基本的には外科的な切除が主流となっています。

そして、マグネシウム自体は血液中に約1%程度しか存在していないものの、これまでの数々の研究によって重要な生体因子のひとつであると言われています2)。

人間の身体の内部では、マグネシウムという成分は通常では多くの酵素を活性化する重要な役割を担っており、生命維持に必要な様々な代謝機構に関与しているファクターと言われています。

マグネシウムは、ミネラル成分のひとつであり、体内で多くの酵素の働きを助けていると同時に、実際にエネルギー産生機構に深く関与しております。

マグネシウムは、普段摂取している栄養素の合成や分解に携わる工程以外にも遺伝情報の発現、免疫機能の維持などにも寄与していますから、マグネシウムが生体内で欠乏すると低免疫状態から乳房肉腫を含む悪性腫瘍罹患のリスクが上昇すると考えられます。

通常では、マグネシウムは主に植物性・動物性食物、そして飲料に広く含まれているとされており、ホウレンソウのような緑色の葉野菜、マメ科植物、ナッツ類なども優れたマグネシウム成分の供給源となり得ます。

一方で、最近では健康志向が高まる中で、自分の食生活に不安を抱く人や健康増進を深く求める方々がいわゆる健康食品の一つであるサプリメントに期待をかけて、日常的に摂取されています。

生体の微妙な恒常性の維持をしている観点から、マグネシウムという物質は広範囲にわたって我々の身体において深く機能しているがゆえに昨今でもサプリメントなどの健康食品類が注目されているのです。

同様に、これまでにオーソモレキュラー医学会はマグネシウム摂取の必要性を度々に渡って強く訴えており、極端な緩下作用を生じることなく適切な用量でマグネシウムを取り入れる方法として経皮マグネシウムを推奨しています。

日本人はマグネシウム不足になりやすく、半数以上の方が理想値には達していないことからも、食事やサプリメント以外の方法で毎日でも使用できる経皮マグネシウムクリーム製品が勧められています。

こうした観点から、乳房肉腫にならないためにも最低限のマグネシウムを摂取することが重要であり、その手段としてサプリメントや経皮的クリームなどのツールを上手く活用する必要があると考えられます。

【まとめ(おわりに)】

乳房肉腫は極めて稀な病気のため、症例数も少なく、未だ原因の特定や効果的な治療法が確立されていない疾患であり、急速に進行するため早期発見・早期治療が求められる病気です。

乳房にしこりを感じる場合に考えられる病気は乳がんが代表的ではありますが、乳房肉腫の初期症状とも考えられますので、万が一にも乳房に違和感を覚える場合には速やかに病院へ受診しましょう。

そして、私たちのからだの中に確かに存在して色々な生命活動をサポートしてくれているミネラルの中でも、特に現代の人々における心身の健康のために欠かせない代表格が、「マグネシウム」です。

マグネシウムは人体を構成するミネラルの中でも必要量が最も多く、現代人の食生活では不足しやすい栄養素であるので、自分に適したサプリメントや経皮吸収型クリームなどの製品を選択して補給することを心がけることが重要です。

今一度日々の食事内容や生活習慣スタイルを見直しながら、マグネシウム成分の摂取方法を工夫することによって乳房肉腫を引き起こさないためにも有意義な生活をみんなで過ごしましょう。

今回の情報が少しでも参考になれば幸いです。

【引用文献】

1) 上田 さつき, 玉木 康博, 沖代 格次, 岡部 聡寛, 野口 眞三郎ら:乳腺血管肉腫の2例. 日本臨床外科学会雑誌. 2008 年 69 巻 2 号 p. 302-307

DOI https://doi.org/10.3919/jjsa.69.302

2)貝原俊樹ら:低カリウム血症, 低マグネシウム血症により多型性心室頻拍, 心肺停止となった1例.心臓. 2015 年 47 巻 SUPPL.1 号 p. S1_50-S1_54.

DOI https://doi.org/10.11281/shinzo.47.S1_50

著者について

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■専門分野
救急全般、外科一般、心臓血管外科、総合診療領域

■プロフィール
平成19年に大阪市立大学医学部医学科を卒業後に初期臨床研修を2年間修了後、平成21年より大阪急性期総合医療センターで外科後期臨床研修、平成22年より大阪労災病院で心臓血管外科後期臨床研修、平成24年より国立病院機構大阪医療センターにて心臓血管外科医員として研鑽、平成25年より大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、平成26年より救急病院で日々修練しております。

■メッセージ
私はこれまで消化器外科や心臓血管外科を研鑽して参り、現在は救急医学診療を中心に地域医療に貢献しております。日々の診療のみならず学会発表や論文執筆等の学術活動も積極的に行っております。その他、学校で救命講習会や「チームメディカル:最前線の医療現場から学ぶ」をテーマに講演しました。以前にはテレビ大阪「やさしいニュース」で熱中症の症状と予防法を丁寧に解説しました。大阪マラソンでは、大阪府医師会派遣医師として救護活動を行いました。