【はじめに】
肛門ポリープは、肛門の入り口近くにできるイボ状の突起物で、慢性的な下痢や便秘、切れ痔などの刺激によって形成されることがあり、一部は無症状のまま経過することもありますが、排便に関連した出血や痛みが生じることもあります。
これまで積み重ねられてきた知見から、マグネシウムが欠乏すると急性心筋梗塞や脳血管疾患などを代表とする生活習慣病の発症のみならず肛門ポリープの罹患などに関与していることが判明してきています。
従来から本邦では日常生活内で積極的に意識してマグネシウムを摂取している方は比較的少なく、マグネシウムの摂取量が減少することで様々な病気に陥りやすいことが問題視されてきました。
そういった背景を受けて、近年では効率よく簡便にマグネシウム成分を補うことができるマグネシウムサプリメントやマグネシウムクリームという製品を日常的に活用する人も数多く存在しています。
今回は、肛門ポリープにならないために普段の生活においてマグネシウム製品を取り入れる重要性について説明します。
【第1章】肛門ポリープとは?
肛門ポリープとは、肛門内にできるいぼ状のもので、裂肛(きれ痔)の慢性化や、内痔核(いぼ痔)の脱出が繰り返されることによって発生し、基本的には直腸ポリープとは別のもので、悪性化する心配はありません1)。
大きな肛門ポリープでは、排便とは関係なく肛門の外に出てくることもあります。
肛門ポリープは肛門乳頭の一部が肥大化したものであり、恒常的な便秘や下痢、切れ痔などによる歯状線の刺激や炎症によって発生することが多いとされています。
肛門ポリープの主な発症原因は、慢性的な下痢や便秘、切れ痔などの刺激によって、肛門乳頭が肥大化し、ポリープが形成されることがありますし、恒常的な便秘や下痢は、歯状線周辺に慢性的な刺激や炎症を引き起こし、肛門ポリープの発生を促す可能性があります。
また、遺伝的要因や生活習慣もポリープの形成に関与することがありますので、肛門ポリープの予防には、健康な食生活の維持、適度な運動、水分摂取量の適切な管理が重要です。
【第2章】肛門ポリープにならないためにマグネシウム製品を取り入れる重要性
肛門ポリープの治療法として、小さなポリープの場合には経過観察が行われ、症状がない場合やポリープが良性であることが確認される場合は、手術は基本的には必要ありません。
ポリープが大きくなる傾向がある際には、定期的な検査が推奨されます。
大きなポリープや有意な自覚症状がある場合は、内視鏡による摘出手術が行われることがあります。
内視鏡下でポリープを切除することで、痛みや出血を最小限に抑えながら治療が行われますし、手術後は、食事や生活習慣の改善が勧められることもあります。
そして、マグネシウム自体は血液中に約1%程度しか存在していないものの、これまでの数々の研究によって重要な生体因子のひとつであると言われています。
マグネシウムは生体内で様々な反応に関係する必須電解質のひとつであり、生体内ではそのほとんどが骨、筋肉、軟部組織などに存在しています2)。
人間の身体の内部では、マグネシウムという成分は通常では多くの酵素を活性化する重要な役割を担っており、生命維持に必要な代謝機構に関与している要素と言われています。
マグネシウムは、ミネラル成分のひとつであり、体内で多くの酵素の働きを助けていると同時に、実際にエネルギー産生機構に深く関与しております。
マグネシウムは、普段摂取している栄養素の合成や分解に携わる工程以外にも遺伝情報の発現、免疫機能の維持などにも寄与しています。
通常では、マグネシウムは主に植物性・動物性食物、そして飲料に広く含まれているとされており、ホウレンソウのような緑色の葉野菜、マメ科植物、ナッツ類なども優れたマグネシウム成分の供給源となり得ます。
一方で、最近では健康志向が高まる中で、自分の食生活に不安を抱く人や健康増進を深く求める方々がいわゆる健康食品の一つであるサプリメントに期待をかけて、日常的に摂取されています。
生体の微妙な恒常性の維持をしている観点から、マグネシウムという物質は広範囲にわたって我々の身体において深く機能しているがゆえに昨今でもサプリメントなどの健康食品類が注目されているのです。
同様に、これまでにオーソモレキュラー医学会はマグネシウム摂取の必要性を度々に渡って強く訴えており、極端な緩下作用を生じることなく適切な用量でマグネシウムを取り入れる方法として経皮マグネシウムを推奨しています。
日本人はマグネシウム不足になりやすく、半数以上の方が理想値には達していないことからも、食事やサプリメント以外の方法で毎日でも使用できる経皮マグネシウムクリーム製品が勧められています。
こうした観点から、肛門ポリープにならないためにも最低限のマグネシウムを摂取することが重要であり、その手段としてサプリメントや経皮的クリームなどのツールを上手く活用する必要があると考えられます。
【まとめ(おわりに)】
肛門ポリープは、一部の場合には無症状で経過することもありますが、放置することはおすすめできません。
ポリープが大きくなると、排便や肛門の外に出てくる可能性がありますし、ポリープによる排便時の出血や痛みが生じることもあります。
定期的な検査や医師の診断を受けることが重要であり、肛門ポリープを早期発見することによって適切な治療や処置を受けて、将来の合併症や健康リスクを軽減できます。
そして、私たちのからだの中に確かに存在して色々な生命活動をサポートしてくれているミネラルの中でも、特に現代の人々における心身の健康のために欠かせない代表格が、「マグネシウム」です。
マグネシウムは人体を構成するミネラルの中でも必要量が最も多く、現代人の食生活では不足しやすい栄養素であるので、自分に適したサプリメントや経皮吸収型クリームなどの製品を選択して補給することを心がけることが重要な観点となります。
今一度日々の食事内容や生活習慣スタイルを見直しながら、マグネシウム成分の摂取方法を工夫することで肛門ポリープにならないために有意義な生活をみんなで過ごしましょう。
今回の情報が少しでも参考になれば幸いです。
【引用文献】
1)ドクターマップHPより:肛門ポリープ
DOI https://www.doctor-map.info/useful/10116_077/
2)中村 忠博, 松永 典子, 樋口 則英, 北原 隆志, 佐々木 均:酸化マグネシウム製剤の腎機能低下患者における血清マグネシウム値への影響. 日本腎臓病薬物療法学会誌.2013年2巻1号.p.3-9.
DOI https://doi.org/10.24595/jjnp.2.1_3
著者について
■専門分野
救急全般、外科一般、心臓血管外科、総合診療領域
■プロフィール
平成19年に大阪市立大学医学部医学科を卒業後に初期臨床研修を2年間修了後、平成21年より大阪急性期総合医療センターで外科後期臨床研修、平成22年より大阪労災病院で心臓血管外科後期臨床研修、平成24年より国立病院機構大阪医療センターにて心臓血管外科医員として研鑽、平成25年より大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、平成26年より救急病院で日々修練しております。
■メッセージ
私はこれまで消化器外科や心臓血管外科を研鑽して参り、現在は救急医学診療を中心に地域医療に貢献しております。日々の診療のみならず学会発表や論文執筆等の学術活動も積極的に行っております。その他、学校で救命講習会や「チームメディカル:最前線の医療現場から学ぶ」をテーマに講演しました。以前にはテレビ大阪「やさしいニュース」で熱中症の症状と予防法を丁寧に解説しました。大阪マラソンでは、大阪府医師会派遣医師として救護活動を行いました。