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まだ間に合う!?生活習慣病を予防するためにやっておくべきこと

【はじめに】

食習慣や運動習慣などの生活習慣が発症に関与している疾病群をまとめて「生活習慣病」と呼称しています1)。

生活習慣病とは、いわゆる食事、運動、喫煙、飲酒などに関する生活習慣そのものが発症や進行に影響する病気のことを指しており、代表例として糖尿病、脂質異常症、高血圧、大腸癌などの悪性腫瘍、脳卒中、心臓病などもその範疇に含まれます。

生活習慣病には生命予後を不良にする疾患群も多いために予防対策がもっとも重要な視点となります。

そして、マグネシウムはカリウムに次いで細胞質内に多く存在する電解質成分であることが知られており、マグネシウムは 300以上の酵素活性に必要なミネラルです。

生体にとって必須ミネラルと考えられているマグネシウムが豊富に含まれる食事を摂っていると、高血圧や糖尿病などの疾患を含めた生活習慣病を予防できる可能性があることが様々な研究で示されてきました。

さらに近年では効率よく簡便にマグネシウム成分を補うことができるマグネシウムサプリメントやマグネシウムクリームという製品を日常的に活用する人も数多く存在しています。

今回は、生活習慣病にならないために普段からマグネシウム製品を取り入れる重要性などについて説明します。

【第1章】生活習慣病になる原因とは?

生活習慣病は、その名の由来通りで日々の生活習慣スタイルが発症リスクに深く関係していると考えられており、具体的に食習慣や運動活動、喫煙習慣や飲酒歴などが関連因子として周知されています。

仮に食事カロリーを過剰に摂取すれば糖尿病発症に結び付きますし、普段の睡眠が十分に確保できない状況下では高血圧を発症しやすくなり、これらの一つ一つの生活習慣の要素が複合的に組み合わさることで生活習慣病が発症すると考えられています。

例えば、生活習慣病の代表格であり多くの方が現在罹患している高血圧が発症する背景にも生活習慣内容が密接に関与しており、日常的に塩分を取り過ぎる、肥満、運動不足、過剰なストレスなどが発症原因と言われています。

また、家系的に家族や親戚間で糖尿病や高血圧に罹患している方がいる場合には、生活習慣病に陥るリスクが健常人よりも高率になると伝えられています。

【第2章】生活習慣病にならないためにマグネシウム製品を取り入れる重要性

日本人の生活では、食生活の欧米化によってマグネシウムの摂取不足が慢性化しており、そうしたマグネシウムの不足が2型糖尿病やメタボリックシンドロームなど生活習慣病の発症と密接に関与していると考えられています2)。

成人男女問わずにマグネシウムの推定摂取量は、2001年では約270mgと平均的な摂取必要量の310mgを満たしておらず、2010年では約240mgにまで更に減少していることから本邦のマグネシウム不足は年齢や性別を問わず益々深刻化していると言われています。

さらに、マグネシウムは日々の生活において例えば飲酒時などにも消費されますし、食事から得られる糖質成分をエネルギーとして燃焼させるときにも大量に使用されることが知られています。

原則として、マグネシウムなどのミネラルそのものは基本的には体内で十分な量を作ることができませんから、食品などから摂取する必要があります。

主に副菜に用いられている野菜は植物であり、マグネシウムは植物に含まれるクロロフィル(葉緑素)に多く含まれていることから、葉緑素が豊富な食材である緑黄色野菜やわかめ、ひじきなどの海藻類を積極的に食べると良いでしょう。

万が一、食事などで十分な量を取れない場合には市販で販売されて容易に手に入るサプリメントを活用する方法もあります。

そして、これまでにオーソモレキュラー医学会はマグネシウム摂取の必要性を度々に渡って強く訴えており、極端な緩下作用を生じることなく適切な用量でマグネシウムを取り入れる方法として経皮マグネシウムを推奨しています。

特にマグネシウム不足が叫ばれている本邦の日本人では、食事やサプリメント以外の方法で毎日でも使用できる経皮マグネシウムクリーム製品が勧められますね。

総合的に考慮すると、生活習慣病を予防するためには普段から意識して食べ物やサプリメント、あるいは経皮吸収型クリーム製品などからマグネシウム成分を摂取する必要性があると言えます。

【まとめ(おわりに)】

いわゆる生活習慣病が発症した初期段階では顕著な自覚症状はほとんどありませんが、本疾患が長年に渡って持続すると脳卒中や心臓病などに代表されるように重篤な症状が生じますので十分な注意を払う必要があります。

生活習慣病は予防対策に重点が置かれることは勿論ですが、最近では早期発見も重視されており、例えば健康診断での体重や血圧値の測定は肥満や高血圧の早期的な発見に貢献しますし、血液検査を実施することで糖尿病や高脂血症を指摘できる可能性もあります。

また、仮に生活習慣病を早期発見できれば禁煙する、食生活を見直す、運動量を増やすなどの取り組みが可能となりますし、糖尿病や高血圧と診断された際には専門的な医療機関を受診することで血糖値や血圧値を良好に制御することが期待できます。

さらに、本疾患は多くの場合には不規則な日常生活習慣が主たる原因となっているため、基本的な生活スタイルを見直して出来る限りの是正をすることが肝要です。

そして、我々の体内ではミネラル成分が様々な身体機能を正常に保つために多彩な役割を担っていますが、中でも近年において生活習慣病の予防対策として重要な位置づけとして考えられているのが「マグネシウム」です。

もし周りに生活習慣病に関して心配している人がいたら、十分にバランスの取れた食べ物を毎日の中で規則正しく取り入れることを推奨すると同時に、特にマグネシウムを中心としたミネラル成分の栄養素を前向きに摂取するように教えてあげて下さいね。

日々の食事内容やサプリメント栄養、経皮吸収型クリームなどを上手に活用してマグネシウムの摂取方法を工夫することで生活習慣病にならないように実り多い有意義な生活を送りましょう。

今回の情報が少しでも参考になれば幸いです。

引用文献

  1. 安河内彦輝:東アジア特異的な生活習慣病関連遺伝子多型の同定. 日本生理人類学会誌. 2019 24 2 p. 73-80.

DOI https://doi.org/10.20718/jjpa.24.2_73

  1. 一般社団法人日本生活習慣病予防協会HP:「マグネシウムと生活習慣病 日本人の食生活はマグネシウム不足」より抜粋

DOI http://www.seikatsusyukanbyo.com/calendar/2011/001804.php

著者について

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■専門分野
救急全般、外科一般、心臓血管外科、総合診療領域

■プロフィール
平成19年に大阪市立大学医学部医学科を卒業後に初期臨床研修を2年間修了後、平成21年より大阪急性期総合医療センターで外科後期臨床研修、平成22年より大阪労災病院で心臓血管外科後期臨床研修、平成24年より国立病院機構大阪医療センターにて心臓血管外科医員として研鑽、平成25年より大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、平成26年より救急病院で日々修練しております。

■メッセージ
私はこれまで消化器外科や心臓血管外科を研鑽して参り、現在は救急医学診療を中心に地域医療に貢献しております。日々の診療のみならず学会発表や論文執筆等の学術活動も積極的に行っております。その他、学校で救命講習会や「チームメディカル:最前線の医療現場から学ぶ」をテーマに講演しました。以前にはテレビ大阪「やさしいニュース」で熱中症の症状と予防法を丁寧に解説しました。大阪マラソンでは、大阪府医師会派遣医師として救護活動を行いました。