横紋筋融解症を予防するのに今マグネシウムが注目されている?

【はじめに】

横紋筋融解症とは、薬剤や外傷などが原因で生体の筋肉が壊れてしまう病気を意味しています。

筋肉組織が破壊されてしまうことにより、ミオグロビンと呼ばれる筋肉中に存在するたんぱく質が血液中に大量に放出されて、重症の場合には腎機能が急激に悪くなって死に至る危険性も否定できません。

横紋筋融解症を発症すると、自覚症状としては筋肉痛や関節部位などにおけるこわばりを感じるとされています。

横紋筋発症を引き起こす薬剤としてはあらゆる種類のものが挙げられますが、有名なのはコレステロールが高い脂質異常症の際に服用するドラッグがよく知られています。

また、外傷イベントによる筋肉破壊のみならず低マグネシウム血症などを始めとする電解質異常そのものによっても横紋筋融解症を発症させる原因として捉えられています。

我が国でも日常生活内で前向きにマグネシウムを摂取している方は比較的少なく、これまでにもマグネシウムの摂取量が減少することで様々な病気に陥りやすいことが問題視されています。

近年では効率よく簡便にマグネシウム成分を補うことができるマグネシウムサプリメントやマグネシウムクリームという製品を日常的に活用する人も数多く存在しています。

今回は、横紋筋融解症にならないためにマグネシウム製品を取り入れる重要性について説明します。

【第1章】横紋筋融解症になる原因とは?

横紋筋融解症とは、特に骨格筋と呼ばれている自分の意志で随意的に動かすことができる筋肉が破壊されて融解壊死性変化を引き起こす病気です。

横紋筋融解症をきたす原因のひとつとして電解質異常が挙げられており、例えば低カリウム血症、低リン血症、高ナトリウム血症、低ナトリウム血症、そして低マグネシウム血症も本疾患を発症させる契機となる可能性が考えられています1)。

また、筋肉が壊れる契機としては、代表的なものには外傷に伴うけがや熱中症、薬剤などが考えられています。

スポーツや運動に伴って起こる外傷や持病にてんかんを持っている人が長時間にかけて痙攣発作した時には筋肉に強い負荷をかけることで筋肉の細胞が物理的に破壊されてしまうことは容易に想像できます。

また、熱中症の重症タイプでは身体の中心部の体温が40℃を超えることもあり、その温度異常によって筋肉細胞が壊れてしまうことで横紋筋融解症を発症することに繋がります。

薬剤の中では、スタチン系やフィブラート系といったコレステロール値が高い脂質異常症の際に処方される内服薬が横紋筋融解症を引き起こすことが周知されています。

それら以外にも、一部の抗生物質、抗精神病薬、抗てんかん薬、筋弛緩剤や吸入薬を含めて麻酔薬など数多くの薬剤が横紋筋融解症の原因となることが知られております。

さらに、稀ではありますがEBウイルスやインフルエンザウイルス、ならびに肺炎球菌や黄色ブドウ球菌などの病原体によって引き起こされる感染症などの病気も本疾患を発症させるリスク要因として挙げられています。

【第2章】横紋筋融解症にならないためにマグネシウム製品を取り入れる重要性

横紋筋融解症は手足の筋肉痛やこわばり、筋力低下などを筆頭に筋肉が破壊されることによる関連症状が生じます。

また、筋肉内のミオグロビンと呼ばれる物質が体外に放出されることで、尿にミオグロビンが排泄されることで患者さんの尿はコーラ色と表現されるような茶褐色の色調を呈した尿になることが知られています。

こうして腎臓への強度な負担が持続すると、最終的には腎不全が進行して血液が酸性に傾いてしまう代謝性アシドーシス、あるいは高カリウム血症などの命に関わる不整脈が出現されることが危惧されています。

横紋筋融解症の治療は、まず横紋筋融解症の原因を追究してそれらの要素をひとつでも回避することが重要な視点であります。

そして、低マグネシウム血症自体が本疾患を罹患させる要因として捉えられていることから、主要ミネラルの一つであるマグネシウムを摂取することは横紋筋融解症にならないための予防策として必要不可欠な成分であると思われます。

特に、マグネシウムという成分はカルシウムの作用をコントロールして全身の筋肉を収縮あるいは弛緩させる役割を果たしています。

必須・主要ミネラルであるマグネシウムは身体に必要不可欠な栄養素なので、多少なりとも多めに摂取しても悪い影響を及ぼすことはほとんどありません。

マグネシウムは体内に多く含まれているミネラルの一種であり、食品類の中では大豆製品や海藻、ナッツ類、そしてゴマ類などの食物にも含有されています2)。

あるいは、昨今注目を浴びている「サプリメント」は、ある成分が濃縮されて、錠剤やカプセルなど、通常の食品とは違う形をして作られた製品を指しており、最近ではサプリメントを通じてマグネシウムを補給する方法は一般的に普及され多くの人が利用しています。

また、これまでにオーソモレキュラー医学会はマグネシウム摂取の必要性を度々に渡って強く訴えており、極端な緩下作用を生じることなく適切な用量でマグネシウムを取り入れる方法として経皮マグネシウムを推奨しています。

日本人はマグネシウム不足になりやすく、半数以上の方が理想値には達していないことからも、食事やサプリメント以外の方法で毎日でも使用できる経皮マグネシウムクリーム製品が勧められています。

横紋筋融解症にならないためにも最低限のマグネシウムを摂取することが重要であり、その手段としてサプリメントや経皮的クリームなどのツールを上手く活用する必要があると考えられます。

【まとめ(おわりに)】

横紋筋融解症とは,筋肉を構成している骨格筋細胞に融解や壊死変化が起こって筋肉の成分が血液中に流出してしまう疾患を指します。

ミオグロビンが大量に血中に流出する際に腎臓に大きな負担がかかるために尿が出にくくなる、あるいは茶褐色の尿が排出されるなど腎機能障害やミオグロビン尿が認められることがあります。

横紋筋融解症の原因としては、圧挫症候群や痙攣などによって筋肉に強い物理的な衝撃が加わって発症する場合、また熱中症、薬物、代謝性疾患、電解質異常などが挙げられます。

そして、私たちのからだの中に確かに存在して色々な生命活動をサポートしてくれているミネラルの中でも、特に現代の人々における心身の健康のために欠かせない代表格が、「マグネシウム」であると言われています。

マグネシウムは人体を構成するミネラルの中でも必要量が最も多く、現代人の食生活では不足しやすい栄養素であるので、自分に適したサプリメントや経皮吸収型クリームなどの製品を選択して補給することを心がけることが重要な観点となります。

今一度日々の食事内容や生活習慣スタイルを見直しながら、マグネシウム成分の摂取方法を工夫することによって横紋筋融解症を引き起こさないためにも有意義な生活をみんなで過ごしましょう。

今回の情報が少しでも参考になれば幸いです。

引用文献

  1. 水柿道直他;横紋筋融解症に関する副作用情報の評価と活用;医薬ジャーナルVol.38,No.6,2002.
  1. 厚生労働省HPより:『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』.

DOI https://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c03/08.html

著者について

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■専門分野
救急全般、外科一般、心臓血管外科、総合診療領域

■プロフィール
平成19年に大阪市立大学医学部医学科を卒業後に初期臨床研修を2年間修了後、平成21年より大阪急性期総合医療センターで外科後期臨床研修、平成22年より大阪労災病院で心臓血管外科後期臨床研修、平成24年より国立病院機構大阪医療センターにて心臓血管外科医員として研鑽、平成25年より大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、平成26年より救急病院で日々修練しております。

■メッセージ
私はこれまで消化器外科や心臓血管外科を研鑽して参り、現在は救急医学診療を中心に地域医療に貢献しております。日々の診療のみならず学会発表や論文執筆等の学術活動も積極的に行っております。その他、学校で救命講習会や「チームメディカル:最前線の医療現場から学ぶ」をテーマに講演しました。以前にはテレビ大阪「やさしいニュース」で熱中症の症状と予防法を丁寧に解説しました。大阪マラソンでは、大阪府医師会派遣医師として救護活動を行いました。