LINE登録で
スペシャルハンドブックを配信中!

急性胃炎にならないためにマグネシウムサプリメントを摂取する重要性

【はじめに】

急性胃炎とは、胃の粘膜に急激な炎症が引き起こされた状態を指します。

原因はさまざまですが、発症すると、みぞおち辺りのキリキリとした痛みや吐き気、嘔吐、下痢などの消化器症状が生じます。

急性胃炎は原因がよく判明しているものであり、その原因を除去できれば短期間に回復が望めて、多くの場合には胃の安静を保つことで自然に症状が消失します。

安静で数日で回復する軽症から、内服薬や点滴加療、禁食が必要となる急性胃炎もあります。

そして、生体の代謝機構を含めた恒常性を維持するために、マグネシウムは広範囲にわたって深く機能していると考えられてきました1)。

残念なことに、現代の日本人は代表的ミネラルであるカルシウムやカリウムだけでなくマグネシウムも慢性的に不足していると言われています。

昨今では多種類のミネラルやビタミンなどを同時に効率よく補うことができるサプリメントによってマグネシウム成分を摂取する人も多く存在しています。

今回は、急性胃炎にならないためにマグネシウムサプリメントを摂取する重要性について説明します。

【第1章】急性胃炎になる原因とは?

胃が荒れるとまず起こるのが「急性胃炎」です。

例えば、アルコールをたくさん飲むと、胃の粘膜を覆っている粘液がはがれて、そこからアルコールが浸透し、胃酸が直接胃の粘膜にあたります。

すると胃の粘膜が充血してむくみが生じ、さらに刺激を受けることで胃内に小さな点状の出血やただれのような病変がみられるようになります。

仮に急性胃炎になっても、通常2日くらい消化しやすいものを食べて安静にすれば、胃は回復します。

急性胃炎を引き起こす3大原因は、薬剤性、アルコール性、ストレス性と言われています。

それ以外にも、アニサキスやピロリ菌による感染症も原因となります。

急性胃炎の原因の約半数が薬剤性と言われており、具体的にはアスピリンやイブプロフェンなどの解熱鎮痛剤やステロイド、抗生物質などが挙げられます。

また、内服薬だけでなく座薬や湿布でも急性胃炎は起こり得ます。

次に、アルコール性による急性胃炎の発症頻度はおよそ10%程度と言われており、飲酒の影響のみならずコーヒーなどの過剰摂取などでも急激に胃炎は起こりえます。

そして、精神的なストレスがほとんどですが、肉体的な要因に伴うストレスでも急性胃炎は発症する可能性が考えられます。

日常生活における心理的なストレスだけではなく、例えば脳血管疾患や熱傷、外傷などのイベントを体感している時や大きな手術後などで身体的ストレスが甚大に起こっている際にも急性胃炎は起こりやすいと考えられます。

一度急性胃炎を発症すると、みぞおち辺りにキリキリとした痛みや吐き気、嘔吐、下痢などの消化器症状が生じると言われています。

胃の粘膜の障害が強い場合には、胃の粘膜からの出血が強くなる結果として吐血をしたり、下血を起こしたりすることもあります。

【第2章】急性胃炎にならないためにマグネシウムサプリメントを摂取する重要性

基本的には、胃の荒れの予防には、規則正しい食事をすることが原則です。

万が一にも、夜ふかしをして夜中にお酒を飲んだり食事を摂ったりして、食欲がわかないために朝食を抜くという生活スタイルがもっとも胃にとって悪いパターンです。

長時間にかけて胃をからっぽにすると胃液だけが分泌され、胃粘膜が荒れることに繋がりますので、13食決まった時間に食べるように心がけてくださいね。

また、睡眠不足も胃が荒れる原因になりますので、毎日の生活において十分に睡眠時間をとるよう心がけてくださいね。

同時に、神経をあまり使わないようにして、精神の安静を普段から心がけることも大切な要素です。

急性胃炎そのものは完治を望むことができる疾患です。

そして、人間の身体の内部では、マグネシウムという成分は通常では多くの酵素を活性化する重要な役割を担っており、生命維持に必要な様々な代謝機構に関与しているファクターと言われています。

過去には、急性胃腸炎に随伴する痙攣性腹痛を呈する患者さんに対して硫酸マグネシウムを用いた治療は腹痛の症状を改善でき、しかも効果が速く、副作用が少ない比較的良い治療方法であるという報告もされています2)。

特に、昨今において世間から注目を浴びている「サプリメント」は、ある成分が濃縮されて、錠剤やカプセルなど、通常の食品とは違う形をして作られた製品をいいます。

近年では、サプリメントなどの健康食品の消費量は年々増加しており、いまや約6割もの人が利用していると言われています。

以前における厚生労働省の栄養調査によると、マグネシウムの平均摂取量は成人男性では270mg、成人女性では230mgであると言われており、日々の食品からの摂取量だけでは至適範囲のマグネシウム量として不足している実態が推察されます。

万が一にもストレスを多く抱えているときなどはミネラルの消費量も比例して増大すると伝えられており、マグネシウムの摂取は食事以外に市販のサプリメントでもある程度は期待できますので特にマグネシウムを意識して摂るように普段から心がけましょう。

このように、急性胃炎にならないためにも最低限のマグネシウムを摂取することが重要であり、その手段としてサプリメントを上手く活用する必要があると考えられます。

【まとめ(おわりに)】

胃炎とは胃の粘膜が炎症を起こした状態であり、急激に発症するものを急性胃炎あるいは急性胃粘膜病変と総称しています。

急性胃炎においては、胃の粘膜に急性な炎症が起こり、突然の痛みやむかつきなどの症状が現れて、刺激物の暴飲暴食、内服薬の影響、ストレスなど発症の原因は様々であります。

万が一、胃が荒れたときには脂っぽい食べ物や料理、硬いものなどは消化しにくいので避けるようにして下さいね。

そして、塩辛や漬け物など塩分を多く含むものや、ようかんやチョコレートなどの甘いものも胃の粘膜を刺激しますので急性胃炎にならないために出来る限り控えるように心がけましょう。

食生活の乱れやストレスなどが原因となる急性胃炎にならないために、胃にやさしい生活を極力送るように常日頃から認識しておきましょう。

そして、私たちのからだの中に確かに存在して色々な生命活動をサポートしてくれているミネラルの中でも、特に現代の人々における心身の健康のために欠かせない代表格が、「マグネシウム」であると言われています。

マグネシウムは生体内の約300種類の酵素をサポートする補助酵素としての重要な役割を果たしていることは周知の事実です。

したがって、日々の食事内容を見直しながら、サプリメントをうまく活用してマグネシウム成分の摂取方法を工夫することによって急性胃炎にならないためにも有意義な生活をみんなで過ごしましょうね。

今回の情報が少しでも参考になれば幸いです。

引用文献

1)福生吉裕:マグネシウム製剤の臨床治療への有効性. 東京未病研究会雑誌. 1995 1 1 p. 20-28.

DOI  https://doi.org/10.11288/mibyou1995.1.20

2)Chen Hongquan:急性胃腸炎痙攣性腹痛に対する硫酸マグネシウム+フロログルシノールの治療効果と副作用分析. Zhongguo Xiandai Yaowu Yingyong. 12号: 15ページ:132-133.2018.

DOI  https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201802227940316323

著者について

+ posts

■専門分野
救急全般、外科一般、心臓血管外科、総合診療領域

■プロフィール
平成19年に大阪市立大学医学部医学科を卒業後に初期臨床研修を2年間修了後、平成21年より大阪急性期総合医療センターで外科後期臨床研修、平成22年より大阪労災病院で心臓血管外科後期臨床研修、平成24年より国立病院機構大阪医療センターにて心臓血管外科医員として研鑽、平成25年より大阪大学医学部附属病院心臓血管外科非常勤医師、平成26年より救急病院で日々修練しております。

■メッセージ
私はこれまで消化器外科や心臓血管外科を研鑽して参り、現在は救急医学診療を中心に地域医療に貢献しております。日々の診療のみならず学会発表や論文執筆等の学術活動も積極的に行っております。その他、学校で救命講習会や「チームメディカル:最前線の医療現場から学ぶ」をテーマに講演しました。以前にはテレビ大阪「やさしいニュース」で熱中症の症状と予防法を丁寧に解説しました。大阪マラソンでは、大阪府医師会派遣医師として救護活動を行いました。